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光と血のmuraのレビュー・感想・評価

光と血(2017年製作の映画)
4.0
6月末以来の映画。これほど間隔が空いたのはかなり久しぶりのような。で、おばあさんが館主の老舗映画館にひとり。申し訳ない気持ちになった(笑)

平凡ながらも幸福だった人たちに、突如として不幸が襲いかかる。交通事故、レイプ、通り魔殺人によって。その被害者は加害者に、何とかして罪を償わせようとするが…といった話。

見はじめると、映像が妙に明るい。映写環境の問題なのか。そのなかで、登場人物の顔がわかりづらい。知らない役者ばかりということもあるが。いくつかの話が交錯することもあり、ストーリーが今ひとつわからないなと思っていたところに…

いやいや、頭のなかが整理されていくとだんだんと面白くなって、最後は結構ノレた。

被害者は、なぜ自分は幸せになれなったのかという思いに縛られる。一方で加害者は、もう自分は幸せになれないんだという思いに縛られる。また被害者はどう罪を償わせるかを悩み、加害者はどう罪を償うべかを悩む。

でも被害者も加害者も、その苦悩のなかを生きていかなければならない。

罪と償い…普遍的だけど、こういったテーマにはやっぱり惹かれる。で、この映画の描き方も嫌いじゃない。

主人公の女の子の名前が「光」。その子の最後の聡明そうな顔がいい。

でも、「血」がよく伝わらず…