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DESTINY 鎌倉ものがたりの地球へのレビュー・感想・評価

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)
4.0
1組の男女の「DESTINY=運命」を描いたファンタジー映画

魔物や幽霊、妖怪等が人間と一緒に暮らす摩訶不思議な街「鎌倉」が舞台、時代設定は昭和30~40年代ごろと推定。

新婚生活を満喫する亜紀子は、不慮の事故で「黄泉の国(死者の世界)」へと旅立ってしまう。そして、妻を取り戻すため(生き返らせる)、正和は独りで黄泉の国へと向かう。
黄泉の国への移動手段は電車、しかも江ノ電。
三途の川と思われる河(もしくは海?)を電車で渡り、黄泉の国へと向かう。

途中には巨大な石柱の立ち並ぶ独特の世界を越えて、到着した黄泉の国はそれぞれのイメージで異なるそうですが、正和の見た黄泉の国はほとんど「千と千尋の神隠し」の世界でした。
そう言えば、江ノ電で海(三途の川)を渡るシーンもまたまた「千と千尋の神隠し」にそっくりでした。

黄泉の国に着いた主人公(正和)は、妻を連れ戻すためには鬼(邪心の塊)を倒さなければならなかった。
ラスボスの登場です。
因みにラスボスの棲家は中華風でした。

男女の絆を描いた映画ですが、同時に親子の物語でもありました(内容は劇場で確認して下さい)。
また、何故「男女の絆」なのか、映画の題名がヒントです。

誰も見たことのない黄泉の国を再現していることは素晴らしいが、やはり「千と千尋の神隠し」に似ていて気になりました。
特撮(VFX)の完成度は高いです、見事に黄泉の世界を再現しています(見たことはないのですが)。
ミステリー映画のようですがやはりファンタジー映画、それも少しほのぼのとした昭和の古き良き時代を舞台としたファンタジー映画でした。


原作は未読で公開初日に鑑賞、空席のほうが多かった・・・
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