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DESTINY 鎌倉ものがたりの62355cinema5のレビュー・感想・評価

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)
3.7
人間と妖怪・幽霊が共存する街 鎌倉が舞台。

ミステリー作家の一色と妻 亜紀子の新婚生活が始まり、作家としての一色の様子が映し出される。

また、彼には心霊探偵というもう一つの顔があった。

鎌倉署心霊捜査課のコンサルタント(パトリック・ジェーンみたいな)を務め、捜査に協力していたのです。

しかし、魔物に妻を奪われたことで、後半は、実写版「妖怪ウォッチ」のような展開になります。

彼は、妻を取り戻すために、黄泉の国行きの江ノ電へと乗り込みます。

鎌倉が舞台なので、江ノ電が頻繁に出てきます(和田塚駅や旧型車両🚃などが登場)。

江ノ電は、本当に民家すれすれを通りますね。

また、主人公は、鉄道模型ファンでもあります。HOゲージの江ノ電が、走ってましたよ。私も欲しくなりました。


以下、少しネタバレかもしれません。ご注意を。



・亜紀子役の高畑充希さんはひるね姫だったんですね。可愛かった。
・鎌倉署長はの國村隼さんは、本物の大仏様のようだった。
・ガマのような魔物にされた堤さん 少し可哀想だった。
・要潤さんのキツネ顔は、ハマっていた。
・科学者役のイメージが強い市川実日子さんが普通の主婦役を演じていたのが新鮮だった。
・その市川さんに言いよる役のムロさんも思いっきり良い人を演じていた。
・一色家に代々仕えてきたというお手伝いさんを中村玉緒さんが演じていたが、何歳の設定か?ひょっとして彼女も幽霊なのだろうか?
・小料理屋の女将役の薬師丸ひろ子さんに昔は憧れてました。

・黄泉の国へ向かう江ノ電が、三途の河を渡るのですが、川というより、湖・海のようであった。このシーンを見て、大井川鐵道の奥大井湖上駅を思い出してしまった。終点の黄泉の国駅に秘境駅訪問家の牛山隆信氏が待っているような気がしました(笑)。

・亜紀子を拉致した魔物は、平安時代から狙っていたと言っていたが、どんだけのストーカーなんだと思いました。恐るべし。

・貧乏神は、貧乏でも神様の一員なんだと認識しました。助けてくれてありがとう。

この時期、SWに押されているかもしれませんが(私もSWを鑑賞しました)、そつなくアッサリと仕上がっている作品だと思いました。初笑いに良い映画かもしれません。

PS. エンドクレジットも宇多田ヒカルさんの主題歌で目一杯楽しめます。
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