きゃん

DESTINY 鎌倉ものがたりのきゃんのレビュー・感想・評価

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)
3.8
幽霊、神様、仏様、そして魔物や死神が仲良く暮らす古都・鎌倉での夫婦の生活を描いた物語。前半はちょっとファンタジーな日常生活、後半は冒険ファンタジー。後半は実写版ジブリのようだった。

人と魔物や妖怪やらが共存する鎌倉で、ミステリー作家の一色正和は、鎌倉警察署の捜査に協力しながら、新婚の妻亜紀子と仲睦まじく暮らしていた。周りには家政婦キンや編集者の本田、貧乏神がいて騒がしい時もある。ある日、亜紀子が不慮の事故で黄泉の国に旅立ってしまった。正和は亜紀子を連れ戻そうと黄泉の国へと向かう・・・

一色夫妻のラブラブっぷり、イチャイチャっぷりには見ている方が恥ずかしくなってしまう。先生に甘える亜紀子、高畑充希ちゃんが可愛すぎてた。本当にお互いを愛しているんだなということが伝わってきてほっこりさせられた。あんな夫婦になりたいなと思った。

死神の安藤サクラさん、貧乏神の田中泯、家政婦の中村玉緒さんをはじめとした脇を固める俳優さんたちも一人ひとりの個性がしっかり出ていて素晴らしかった。どのキャラクターも魅力的。

生きている人が死者を想い、死んだ人も生きている人を想っている。そんなことを感じさせられた。美しい愛の物語。
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