最先端の技術で映画化されたおとぎ話、という感じでしょうか。
好みは分かれるかな！わたしはわりと好きです。
古くから人間と魔物が共存している鎌倉に、先祖代々住んでいる作家の主人公。
歳の離れた妻もだんだんと鎌倉に慣れてきたけど、悪い魔物に目をつけられて…的なお話。
私はファンタジックなものが嫌いじゃないので楽しめたものの、それでもストーリー自体はベタで幼い感じだなぁとは思いました。
あ。ドラえもん映画の内容が嫌いじゃない方はいいかも！
ただやっぱり技術がすごくて、フルCGで作られているであろうキャラクターたちにはそんなに感動しなかったけど、夜市や黄泉の国の背景がすごくよかった。
台湾の九份のような街並みが随所に出てくるのですが、その他の面から見ても「千と千尋の神隠し」にだいぶインスパイアされているのでは？とも。
若干ネタバレだけど、カオナシが線路を追いかけてくる場面を彷彿させる箇所もあったりして。
役者さんたちはうまい人ばかりなので安心感がパネェです。
堺雅人さん史上一番かっこいい堺雅人なのではと感じました。
あとはもう、宇多田ヒカルの「あなた」が最高なので、エンドロールと併せて最後まで楽しみました。
このエンドロールと、背景の技術だけでも観る価値ありです。
