このレビューはネタバレを含みます
金曜ロードショーで見た。
正直予告では、鎌倉ファンタジーということもあり、興味をひかれなかったので、いい意味で予想を裏切られた。
あんなに夫婦の日常パートに尺をとっていると思わず、貧乏神のストーリーでの夫婦のやり取りや、堤真一のカエル?妖怪エピソードでの家族エピソード、幽霊申請で夫が心配で現世に残って、黄泉に一緒に行く夫婦、など家族や夫婦にフォーカスを当てていて、より高畑充希の別れを決断するところが際だって良かった。幽霊として残ってしまうと堺雅人の寿命が減ってしまうことが嫌で、黄泉に行く決断をするところ、泣いた。
エピソードとしても良かったけれど、何より高畑さん演じる奥さんが本当に魅力的だった。仕草や堺雅人とのやり取りが可愛い、なんなんあれ反則かわいい、貧乏神さんとのやり取りなんて良い子過ぎる。と別れのところまでは凄くほっこりする不可思議あったか夫婦日常物語最後しんみりな、良作小説を見てる気分でいられたのに。後半が本当にもったいない。
後半の黄泉の世界パートが足早すぎ、イマジネーションで戦うなんでもありアクションが、本当にもったいない!黄泉の尺をもうすこし丁寧に描写してくれればよかったのに。映画の尺もあるので難しいかと思いますが。前半だけで終えたかったという感想になってしまいました。