しん

私は絶対許さないのしんのレビュー・感想・評価

私は絶対許さない(2018年製作の映画)
3.3
2018085
レイプシーンとか大嫌いで、すごい嫌な気分になるんですが、このような事件があって苦しみ続けている人が沢山いるという事実を認識すべく観賞
観客の中には性的嗜好だけで見ている変態もいるだろうが、そういう人たちには見て欲しくない。

主観映像が効果的、逆効果とかどうのこうの言う前に監督は何を伝えたかったのかを感じてそこに重きを置いて見て欲しい。監督の力量としてはまだまだなのかもしれないが、実写化映画を何本も失敗させているような著名な監督の作品よりはよっぽど気持ちが伝わってきた。

見終わった後は本当に心が苦しくなりました。被害者の方はこれとは比較にならない苦しみや心の痛みが永久に続くのかと思うと更に苦しみややり場のない怒りがこみ上げてきた
フルカワ、キムラ、ヌマシタ、マサアキ、サイタ

上映後、主演の平塚千瑛(ちあき)さんがお見送りをしていた。本来ならば握手を求めたりお話をしたいところだけど、あまりにも映画が衝撃的過ぎて、心が重く、言葉を発せられる状態に無かったので会釈だけしてそのまま帰宅。
前を歩く男性二人組は談笑しながら帰っていったが何も感じなかったのだろうか、どう感じようが自由なのだが不思議でならない。

2013年に日本で認知されたレイプ事件数は1,309件。推計によるとその20倍以上が実際には起こっているらしい。
2017年に刑法が改正されたがレイプの量刑は軽すぎると思う。元NHK記者が起こした事件の量刑のように最近やっと軽くはなくなってきた。
被害者の精神を殺すようなものだから厳罰に処してほしい。
しん

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