Jimmy

バトル・オブ・ザ・セクシーズのJimmyのレビュー・感想・評価

3.3
TOHOシネマズシャンテにて鑑賞。

この映画を観る直前に観た映画がB級だったので、ものすごく安心して観られる佳作であった。

キング夫人というテニス選手は聞いたことはあったが、この映画で描かれるようなエピソードがあるとは知らなかった。

この作品が描いている頃は「男女の賞金格差」が大きな問題になっていた。
ビリー・ジーン・キング夫人(エマ・ストーン)はこの問題と取り組み、さらに大きな段階を踏み出すことになる。

年間獲得賞金額が10万ドルを突破した最初の女子テニス選手として紹介される。
しかし、大きな大会の決勝でマーガレット・コート夫人に敗れてしまう。

一方で、キング夫人は男女同権運動のリーダーシップを取り、男子選手たちから離脱した「女性によるテニスツアー」を提唱し、「女子テニス協会」になっていく。

そして、美容師の女性と深い仲になるキング夫人。

更に、キング夫人は当時55歳の往年の男子テニス選手=ボビー・リッグスと「男女対抗試合」を行うことになり、クライマックスへ……。

この男女対抗試合が“The Battle Of The Sexes”(性別間の戦い)として有名らしいが、この映画を観るまで知らなかった。

また、ビリー・ジーン・キング夫人の名前と、マイケル・ジャクソンの曲『ビリー・ジーン』が関係あるのかな?」と思ったが、無関係のようである(笑)

ちょっぴり感動させてくれる映画であり、なかなかの佳作であった。
やはり、映画はこういう正統派が好みである。
Jimmy

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