先ずは大好きな女優のエリザベス・シューを大画面で久々に拝めた事で個人的には本作の評価がうなぎ登りで上昇します。老いても美しさは健在。ありがたや、ありがたや。
スポーツファンでもあるにもかかわらず、こんな史実があった事にビックリ。全く知らなかった。
ストーリーも、性差別、同性愛、依存症問題などを巧みに取り混ぜ凄くタイムリー。両主人公の現状や葛藤などもバランス良く散りばめてありナイスな脚本。全編全く飽きさせない演出もナイスインプレッション!
一つ難点を挙げれば、テニス映画自体が珍しいのもあるのですが、最後のバトルの臨場感が足りないぐらいかな?ロッキーばりの激しいバトルを期待してると。。。でもそもそも主旨はそこには無いので良しとしましょう。
それと本作の舞台設定は70年代🇺🇸。それであんな男性至上主義がまかり通っていた事にビックリ。そんな昔の事では無いのに。。。史実物は出尽くした感があったのですが、これなら未だ未だ宝が眠ってるんじゃないんでしょうか?
期待を上回る良作でした!