ゴン

バトル・オブ・ザ・セクシーズのゴンのレビュー・感想・評価

3.5
ララランド後にエマストーンが主演で出る注目作品。
70年代に実在した2人の男女によるテニスの試合。
それぞれの性別を代表したような試合になるが、そう単純な話ではなく、お互い背負うものがあり、葛藤がありながらも試合に繋がる感じ。
まあ、ポリコレ要素はかなり強め。
見所はやはりテニスの試合のシーン。
プロの試合と同じような高い位置から固定カメラで撮影しており、スタントマンなどで完全に誤魔化せねない作りになっている。
よって、主演の2人は実際にテニスをしており、想像よりずっと形になっていた。
現実に沿って作っているので一方的な試合展開になってしまうのが少し不満だったが。
ラストで出てきた本人映像から再現度が高いのは理解できるが、言ってしまえばそれだけ。
試合が始まるまでの展開が不必要なほど長く感じたし、あまり面白さを見出せなかった。
しかし、アカデミー会員に好かれそうな内容ではある。

全然可愛いとは思えないビリージーンに全力で似せにいったエマストーンちゃんはすごいと思うし、素直に役者魂は素晴らしい。
ゴン

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