ヤムヤム

バトル・オブ・ザ・セクシーズのヤムヤムのレビュー・感想・評価

3.7
女子テニスのチャンピオン、ビリージーンキングの男女平等を求めた戦いをお送りします。1973年、この頃の女子テニスの優勝賞金は男子の8/1だったそうです。ビリージーンはそれを不平等だと訴え、テニス協会から脱退して、女子テニス協会を立ち上げ、男性優位主義者である元世界チャンピオンのボビーリッグスに挑戦状を叩きつけたのでした。

こんな人がいたのですね。知らなかったなー。ジャケットがポップでしたけど、テーマはしっかりと男性と女性の格差社会に待ったをかけていました。さらにLGBTも取り扱っておりました。ビリージーンのプライベートがそれで、そっちもなのね(笑)それならなおさらビリージーンにとって男女格差社会は痛烈なものだったのだろうな、と。ラストあたりのビリージーンにスタッフが投げかけたセリフが、また印象に残りました。重圧はすごかったでしょうね。。。

そんな彼女の世紀の1戦は見応えありました。スカッとしたが正解かもしれませんが、試合前といいビリージーンの熱量にこっちも熱くなりました。対するホビーも根っからイヤなやつかと言ったらそうでもなくて、調子のいいオッサンでした(笑)個性的!男子優位主義者じゃなかったらテニス界はまた違った展開みせてたかもしれないですね!!
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