バトル・オブ・ザ・セクシーズの作品情報・感想・評価

バトル・オブ・ザ・セクシーズ2017年製作の映画)

Battle of the Sexes

上映日:2018年07月06日

製作国:

上映時間:122分

3.7

あらすじ

「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」に投稿された感想・評価

Eee

Eeeの感想・評価

4.3
Billie Jean King
こんな女性が存在したことを知らなかった自分がひたすらに恥ずかしい。

しかしテニスに関して殆ど知識を持ち合わせてない人間でも十分に堪能できる一本でした。

大々的に社会を巻き込んだ大胆な運動。女性という立場が当然のように卑下される社会に、そして人を愛する自由が歪められる社会に、漠然と疑問を抱いて真っ向から立ち向かう姿。あんなものを見せられたら、誰もが自分を見つめ直して恥じることでしょう。

それでもたぶん、突きつけられる問題って、現代になっても大して変わらない。
これだけ色んな情報が目まぐるしく行き交ってショート寸前で突き進むような社会なのに。問題が片付くスピードは全く比例しない。
何が変わったか?でなく 彼女達がどう動いて、何を提起したのか知るだけでも十二分に意義があるのかもしれない。
爽快感だけじゃなくて、これからの我々へ使命感や責任感も突きつけられるような2時間でした。

とはいえ主演から脇役まで俳優を活かしきる脚本、コメディ要素もばっちりだったし、後半の試合シーンからクライマックスにかけては、本当に観戦しているような臨場感で楽しかった!
沸き立つ観衆と聴かせどころバッチリの音楽、“タイタンズを忘れない” を彷彿とするような熱気を感じました。
スポーツの持つ影響力を駆使して人々を動かすって、一番手っ取り早い気がする。

あとはこの手の内容にしてはしっかりしたボリュームだなぁと構えていたら、あっという間にエンドロール。構成がしっかりと尺にはまってる。

展開に合わせてそっと手を引くような劇中の音楽の使い方も絶妙に巧くて、サントラにも手が出そう。

時を経てもふたたび再評価してもらえるような内容じゃないかと。

とにかく久々に質の良い一本を劇場で観られて満足。バックグラウンドも補習してからじっくり観直したい。
テニスを前面に押し出したスポーツ映画と思っていたら社会派要素に重きを置いていましたね。かといって残念ではありませんでした(^^)

1970年代に比べ、この映画で扱っている問題の認知度は上がってきているんでしょうが理解度はどうなんでしょうか?

いつの時代もタイムリーなテーマであり続けている事自体がまだまだなのかと考えてしまいます。

ストーリーは結構トントン拍子で進んでいますが実際はもっと大変だったんでしょうね。
それにしても似てる!エマ・ストーンも容姿・演技共に良かったけどスティーブ・カレルに持っていかれた感じでした笑!
Kaz66

Kaz66の感想・評価

3.9
「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン主演、「リトル・ミス・サンシャイン」の監督(夫婦)、製作にダニー・ボイルとC・コルソンの「スラムドッグ$ミリオネア」コンビという布陣で、73年に実際にあったテニスでの『性差を超えた戦い』を撮る。
いい意味でこの製作概要通りの(期待通りの)軽快で・風刺の効いた・コメディセンスのある、それでいて社会的な問題をサラっと織り込んだ映画でした。
最初はもっとスポーツ寄りの作品かなーと思ってたんですが、完全に“女性解放・ウーマンリブ運動”がテーマでした。
テニスというある意味高貴なスポーツで、女子トーナメントの賞金が男子の1/8の額しかない事に異論を唱え、全米テニス協会と対立し女子テニス協会を立ち上げる。この全米テニス協会(名優ビル・プルマンが熱演)がホントやな感じで、当時はそれが当たり前だったのでしょうが“男性至上主義”の偏見に満ちてます。
そんな中で、男女同権の為に戦い続けたB・J・キング夫人。その後はレズビアンである事を公表し、スポーツ界においてだけでなく、様々な女性の地位向上、女性の権利の為に活動したそうだ。
そんなキング夫人とパートナーのイラナ・クロスが特別スーパーバイザーとしてクレジットされている。そこにリアリティを感じるし、“解放後”の現代っぽくて良かった。
ソニー

ソニーの感想・評価

2.9
いまいち、、、
180

このレビューはネタバレを含みます

エマストーンって、こんな人だった?

テニス相当やってるね、うまい!
1970年代の感じがすごく出てる映画。
メガネもそう70年代だ。
taka

takaの感想・評価

3.8
見応えのある良作だった。男女格差は日本では改善はまったくされてない。
非常にデリケートな題材を扱う欲張り映画だったけど、良き落とし所に落ち着いた秀作なのでは?私は好き。アラン・カミング良き。
特集 ステイーヴ カレル 後編

もう1時間半の間どうなるかともいましたが、ラスト30分はまあまあ良かったです。この作品はカレルがどうのこうのというよりはエマ ストーン演じるビリー ジーン キングの話なので、予告を見て男と女両サイドの主張をバランスのよく描いた作品を期待したら確実に裏切られます。この種の話で一番良いのは「ダンガル」でしょうね。あの作品は素晴らしかったです。

1973年の女性全米チャンプに輝いたビリー ジーン キング(エマ ストーン)は男性の方が女性より多くの賞金をもらうことに疑問を呈していました。テニス協会のジャック(ビル プルマン)から男性テニスの方が迫力もあるし、見る人が多いと言われた悔しかったビリー ジーンは女性だけのクラブ(?)を作りますといい啖呵を切ります。その頃彼女はマリリン(アンドレア ライスボロー)という同性の恋人がいて、結婚してるにも関わらず関係を持ちます。そんな中、55歳になるボビー リッグス(ステイーヴ カレル)は書けテニスをやってい流最中に友達からビリー ジーンと勝負したら?と唆され夜中にも関わらずボビーはビリー ジーンに電話を掛かるのですが・・・。

エマ ストーンは「ラ・ラ・ランド」での演技でアカデミー賞・主演女優賞を受賞してからの最初の作品です。イメチェンができるのかと思ったのでしょうね。髪もメガネもとても良いのですが、ビリー ジーンにああいう関係があったなんて驚きました。ビリー ジーンといえば、女子テニスの名解説者でステフィー グラフやマルチナ ナヴラチロヴァといった選手を応援してきた人というイメージが私の中にあります。主にHBOのテニス中継の時の解説といった世代です。兄と姉がテニスをやっていたので、そういった関係からちょっとだけ知っています。ステイーヴ カレルは今作ではとにかく明るいですね。女性軽視してる面があり好きにはなれませんでしたが、カレルの演技としては頑張ったと思います。あとは「インデぺンデンス デイ」のホイットモア大統領ことビル プルマン、「バードマン」や「オブリビオン」のアンドレア ライスボローさらに夫役のエリック クリスチャン オルセンの髪型が70年代風で結構決まっています。

監督は「リトル ミス サンシャイン」のコンビジョナサン デイトンとヴァレリー ファリス。脚本はジョナサン ビューファイです。

好きなシーンはクライマックスのテニスシーンですが、よく聞いていただきたいのは、あの実況と解説ですね。あれは当時のものでしょうかね。それとも作ったのでしょうか?あれもバトルって感じでした。初めはエマとマリリンの関係にあまりにも焦点を置くので、このままでズルズルいくのかと持ったら結構その通りになったので期待ハズレですね。あと浮気してるのに夫がビリー ジーンに対して何も言わないのも妙です。本当にあれで良いのかと思いました。

エマ ストーンの次回作「女王陛下のお気に入り」ではヨルゴス ランサモス主審とタッグを組んでるみたいなので楽しみです。
さきこ

さきこの感想・評価

4.0
ボビーがただの老害なのに憎めない
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