映画大好きそーやさん

ラウンドヘイの庭の場面の映画大好きそーやさんのレビュー・感想・評価

ラウンドヘイの庭の場面(1888年製作の映画)
1.3
弧を描き続ける男。
Filmarks上で2番目に古い作品として登録されている映像です。
正直尺が2秒ほどしかないため、評価するのは非常に難しかったです。
ただ、1番最初でないという時点でスコアを付ける土俵にはいるだろうと判断し、通常通り星での評価をすることにしました。
クオリティは、技術的にもノウハウ的にも辛いところがあります。
今の映画作品を享受している私たちが観ると、リュミエールの作品でさえ(「作品」未満の)映像レベルと判断してしまう訳ですから、それより前の時代の映像が見劣りしてしまうのも仕方のないことです。(リュミエールの作品群に関しては、あくまで私の見解です。全体の総意ではないので、ご了承下さい!)
とはいえ、クオリティを差し引いても、時代性を反映した服装や、ループ再生を意識したような役者の動きは短いながら洗練されており、不自然さを孕みつつもよくできていると思います。
その2点を加味し、上記の評価に落ち着くこととなりました。
総じて、先行者利益であることは否めないけれど、意図してか映像として楽しめる要素を幾つか見つけることができる内容でした!