劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/ヘンリー四世 PART1の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/ヘンリー四世 PART1」に投稿された感想・評価

TOT

TOTの感想・評価

3.3
リチャード二世を王位から引きずり降ろしたボリングブルッグがヘンリー四世となり、時はまた乱世に。
放蕩の限りを尽くす若きハル王子を演じるトムヒの美しさと、狂言回し的存在フォルスタッフを演じるサイモン・ラッセル・ビールの達者な道化ぶりが白眉。
重〜い甲胄を纏った戦闘シーンも迫力あり、いやぁこれは息上がるわと当時の兵士の皆様の苦労が偲ばれる。
ハル王子が真似するヘンリー四世、というかトムヒが真似するジェレミー・アイアンズめっちゃ似てる。
くううトムヒ、🙏

映画ならではって感じのショットが多くて綺麗!
酒場はずっと薄暗くて、みんなそれぞれ陽気に声を上げながらもどこか目が笑ってない感じが緊迫感にあふれてて。女将さんだけが唯一無知で純粋で可愛らしい。特にトムヒの作り笑顔が終始こわかった…所詮いつ気が変わるかわからない王子様の暇つぶしに付き合わされてるだけって皆知ってて、口に出さないだけだよなあ…。

パーシーただの脳筋奴でウケる笑 最後の決闘シーンが全然かっこよくなくて、泥にまみれて重い体を引きずるようにしてたの堪らない。それを木陰から覗き見してやいのやいの言うフォルスタッフは、やっぱりどちらかというと現代人の観客に寄り添った存在なんだよね、呆れるけどどこか安心する。カメラ目線での語り最高〜〜もっとやってほしかった!

ミーハー心込みですごく楽しめる企画だなこれ!パート1、パート2、ヘンリー五世の三つもトムヒ観れると思うとハル役おいしすぎるな!!
ico

icoの感想・評価

4.0
アベンジャーズで悪人顔だったロキは、この映画では天使のような素敵な笑顔でした。

part1のヘンリー4世の顔と違ってて、はじめは、え?話飛んだけど、順番間違えた?って慌てたけど、老いただけでした。
のん

のんの感想・評価

3.3

ヘンリー四世(1399~1413在位)※第一部1597頃作、第二部1596~98頃作


リチャード二世から王位を奪ったヘンリー四世は、罪悪感と謀反の憂き目に合うことへの不安に悩む日々。勇敢で勇猛な武将ホットスパーが戦場で手柄を立てているのに対し、長男ハル王子は放蕩三昧なのも悩みの種。
一方、大酒飲みの大ホラ吹きフォルスタッフらと酒場に入り浸るハル王子だが、戦場で気骨を見せ、第二部では成長を見せる。

なにはともあれフォルスタッフ!
トム・ヒドルストンの若きヘンリーも、ジェレミー・アイアンズの重厚なヘンリー四世も良いけれど、なんというか…フォルスタッフ、圧倒的な存在だ。



以下覚書。

リチャード二世の在位が日本の南北朝時代の末期に当たり、ヘンリー四世以降は日本の室町時代に当たる。違うけど似てるんだな。
シェイクスピアが活躍した時代にしても、日本の桃山文化が花開いた頃と同じだし、そうして自国の歴史と重ねてみても面白い。
演劇と人形浄瑠璃とでは分野が違うけど、日本で例えるなら近松門左衛門と言われたりするのもなんかわかるなぁ(某氏いわく舞台自体は狂言に近い)。
ロリー・キニアが年取ってジェレミー・アイアンズになるとか流石に頭の中で系図描けないわ。
しかしハル王子を演じるトムヒはボロい酒場にいても知性的で高貴で美しい。あの美しい顔で悪戯っ子みたいに笑うのだから魅力しかない。
トムヒは放蕩息子似合い過ぎますね。
フォルスタッフのくだりがいちいち長いのがイラつくけどハル王子を観るために後半も頑張ります。
合戦での一騎打ちのとこかっこよかった!
まるで、神話の神の様だ…。…え!?
そしてハリー・パーシーの歴史に残る当て馬っぷりはハル王子伝説のはじまりにすぎないのであ~る。
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