「百円の恋」の脚本家、監督のコンビと知り期待して鑑賞。
妙に年寄りの多い劇場だったが、題材といい、展開のスピードといい、そして何よりキャスティング、作風が高齢者向け。こういうマーケティングもあるのだなと納得した。
ウエルメイドで気の利いた２時間ドラマという感じだが、高齢者は割引価格で映画が観られるし、何より映画館に行くことが娯楽だった時代の人たち。そこにきちんとリーチする作品を作ることはこれからの映画を考える上で大切なスキル。
若い人に向けたライトな恋愛映画が似たようなキャスティングで量産されているが、そこに光明を見出すよりはアナザウェイを歩む方がブルーオーシャンだ。
