思っていたより全然面白いです。
何かちょうどいい感じのぬるま湯と言いますか、テレビシリーズだったら毎週見ます。
中井貴一と佐々木蔵之介のコンビが良いです。
佐々木蔵之介はあまり好きな俳優ではなかったのですが、最近どんどんイイ感じになっていっている様に思います。
そして何と言っても中井貴一です。
僕たちダウンタウン世代には"ピッチリ横分け鼻デカ兄さん"として真面目にすればする程おかしいバイブスを出していましたが、近年は本格的に喜劇役者として花が開いてきたと思います。
この焼物の贋作者と怪しげな古美術商のキャラクターがイイです。
漫画の「ギャラリーフェイク」とか好きな方にはオススメです。
場末の居酒屋に集う関西のオッチャン達がそれぞれの道のプロとして贋作作りを手伝う設定は大好物です。
「弘法筆を選ばず」という言葉があまり好きではないので、のらりくらりとしたオッチャン達が自分の得意分野では滅茶苦茶良い道具を揃えてプロの仕事を見せるのにグッときました。
お宝鑑定団の中島誠之助ライクな近藤正臣はベストキャスティングというか素晴らしいです。
正直終盤のドタバタ劇のつまらなさがかなり作品の足を引っ張っています。