ガーコ

羊と鋼の森のガーコのレビュー・感想・評価

羊と鋼の森(2018年製作の映画)
4.5
今日は満月…。

新宿御苑という森のような場所での試写会でした。

森のざわめきと月明かりの下、ピアノの繊細な音が公園の中をコダマしていました。


こんな神秘的な瞬間、なかなか出会えるものではありません。

今日はキャストの方の登壇のある、素敵な試写会でした。

皆さんが「史上初の映画鑑賞会」と語っていたように、ここ御苑で試写会が行われるのは初の試み‼︎

出演している山崎賢人さんや、鈴木亮平さんなどが、羨ましがるようなステキな会場です(笑)

巨大なスクリーンが夜の帳の中浮かび上がり、幻想的な雰囲気を醸し出していたのですから…!

そんな素敵な映画館での試写会はとにかく「繊細」の一言。

ピアノの調律がこんなに繊細で微細な作業だったとは…!

小説を読んでいても、映像化したものを観るとより一層世界観がリアルに感じ取れます!

柔らかい音、硬い音、響き渡るような音、ちょっとした音の違いを瞬時に見極め、調整していく。

まるで針の穴に糸を通すかなような、複雑なお仕事です。

お客様の要求にパッと反応して、変化をつけていく。

そんな細やかな仕事ができる青年が羨ましいです。

ピアノの音を感じることは、森の深緑のざわめきを感じ取るのと同じこと。

一音一音の響き渡る情景を敏感になりながら、音を作り出していく。

まさに一つの作品を完成させる芸術家のよう。

また、彼らの語る言葉一つ一つも素敵です!

ピアノの旋律を奏でるかのように、美しい比喩に例えながら音の響きを相手に伝える。

日常ではなかなか体験できない、貴重な経験を得ました。

お客様の理想の音を見つけ出すことは簡単ではありません。

彼の努力と知識、そしてこれからの経験が徐々に彼の調律師としての技量を高めていくのでしょう。

また、好きなことを仕事にできる彼の生き方、最高です!

好きという気持ちが強いと同時に、うまくいかない時のもどかしさ…。

彼がこれからの人生や仕事への取り組み方に悩み苦しみ、将来の夢をどんな風に完成させていきたいのか?

その葛藤する姿に感動しました!

まだまだ20代のなんでも吸収できる時期、この時期にたくさんのことを学び成長して行ってほしいですね(笑)


今回、ピアノの旋律が本当に素晴らしかったです!

物語だけでなく、ピアノの音を聞いているだけでもこの世界にどっぷりと酔いしれました。

特にエンドロールの久石譲さんと辻井伸行が作曲した音楽が、とても素晴らしかったです!

天才×天才の放つ芸術はまさに奇跡と言っても過言ではありません!

最後の最後まで、とても素晴らしい時間を過ごすことができました。

森を感じながらの試写会最高‼︎