夢見るバク

羊と鋼の森の夢見るバクのレビュー・感想・評価

羊と鋼の森(2018年製作の映画)
3.2
原作既読。

原作を読んで静かな本だなあと思ったのを覚えている。
映画でもその通りで、静かで真っ白な世界をピアノの音が色付けているような印象を受けた。

小さい頃からピアノを習っているので、音色の違いがあることは理解しているつもり。
それは演奏者のタッチの違いなどから生み出されると思っていたが、その底には調律師によって生み出される違いがあったのだ。

自分の想像している情景を、どう相手に伝えるか。映像はその手法のひとつだけど、音や文だけでも伝えられる。その3つを同時に感じられる作品だと思う。
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