市川崑はこの映画化に乗り気じゃなかったらしく、批判的目線を確保するのに苦労したとか。
それでも、この辺から生まれた「自分を犯した男に惚れる女」という昭和日本映画の悪癖は、今村や深作といった一流どころ…
川口浩の映画である。
「やりたいことをやるんだ、そうじゃないと見つからないんだ」と自由を求めて行動する学生(川口浩)の物語。
彼は「U大」の学生であるが早稲田大学がモデルと思われる。早慶戦らしき野球…
凶暴な若さが溢れ出ていました。ただただ何かを埋めるように生意気に暴れるところも、今では考えられないような女性の扱いをするところも、廃退的なところも、主人公たちと同じ大学生の身としては羨ましいです。
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石原慎太郎原作、市川崑監督。
当時は太陽族などという言葉が流行したとか。
これはまさに若い作者が描いた若者も衝動。
でもご本人といえば、インテリな高学歴で長身のイケメン、実家は裕福で才能ある人…
このレビューはネタバレを含みます
戦後11年目の作品
おぼっちゃま達、ご乱心の映画
主人公がムカつく
こういう奴いるよな
当時の金持ち、秀才のやりたい放題、おぼこさが鼻につく
昔の日本映画は、最後は這いつくばって…てなシーンが多す…
大学生の青春というテーマに惹かれて衝動的にレンタルして観た。酒、煙草、ダンスパーティー...頽廃とエネルギーが交錯したような印象を受け取った。
若尾文子さんの凜とした佇まいとちょっと切なげな表情に終…
「処刑の部屋」
冒頭、島田克巳はU大学の四年生。 気難しい銀行員の父、発狂する母、大学野球リーグ戦、U大学が優勝、その夜。歓喜と熱狂のさなか、仲間らと知り合った女子学生のビールに睡眠薬を忍ばせた。…
大好きな『最高殊勲夫人』の並びのなか、共感ましてときめきはまるでなく、上へ上へと成長していく時代に生まれるやるせない暴力を見せられた気持ち
自分の中の鬱屈した悪の部分まで刺激されそうな怖さがあった
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