軽くコメディタッチのスポ根映画を作ろうとしたら、こねくり回してる間に思いのほか「真面目」に作ってしまった感じ。だから「笑い」も「熱さ」もどちらも足りず中途半端。終始生煮え、生温いシーンの連続で辟易。
終盤、試合当日での卓球クラブメンバーの集まり方が会場遠そうなのになんか無理やりだったし、クライマックスの試合自体も単調で何か工夫がほしかったところ。
ほとんどCGと思われる卓球のボールの描写とか自然だったし、蒼井優や真木よう子などテレビ屋映画にありがちな「豪華すぎる脇役陣」はいい仕事してたし、珍しくノイズに感じなくてよかったと思う。
筋書きはオーソドックスというか平凡なのだから、もっと突き抜けてほしかった。