サラリーマン岡崎

ミックス。のサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

ミックス。(2017年製作の映画)
2.5
マジでガッキーの魅力と豪華キャストに甘えてるだけの映画だったわ。
よくこの脚本で企画通ったな…。
古沢良太はもう巨匠化して、テレビ局も配給会社もその名前だけでヒットすると、
ただただ金儲けの匂いしか漂わせない作品だった。


そもそも、ストーリー面白いですか?
これが主演ガッキーじゃなかったら、
絶対ヒットしてなかった。
だって、卓球で浮気した元カレ見返して、
たまたまペア組んだ男と恋愛する話だよ?
魅力はどこ…。

もちろん、このストーリーでも、
存分にスポーツ映画として盛り上がれるものだったらとてもいいと思う。
けど、常に過ぎる疑問、
「なんで卓球なの?」

多分、男女ペアでやるミックスがあるからだと思うが、
それだけで、登場人物が卓球をやる理由も子供がやってるからとか、孤独を埋めるためとか、人間関係的なところなので、
別に卓球でなくていい。

試合のシーンも特に卓球だからこその盛り上がりも見せず、
ただただ試合をしているだけ。
それぞれの登場人物が卓球でどういうタイプなのかを字幕で入れているが、
卓球の深みを教えてもらえないので、
その字幕の意味もわからない。
そして、途中の福くんとかの子供と試合したり、生瀬さんのオカマたちと試合するシーンあるけど、なんの意味があるのかわかんなかった。
笑かそうとするだけで、しかも全然面白くない。

そして、ファミリームービーなのに、
上手くもなく且つ結構下品な下ネタ演出が2回ほどあるのはドン引き…。

そんなストーリーも何も面白くない上に、
卓球を完全に舐めてる演出の中で光っているのものが出演者たち。
特にやはり、ガッキーのコメディエンヌぶりはリーガルハイで古沢良太が引き出していることもあるので、存分に出ていた。
あとは、大御所たちが周りを固めていたので、その安定感。

それ故に、先述したストーリーや演出の雑さが余計に目立つ。
途中で見るのやめようと思ったけど、
最後まで行けば何かあるかもと思ったけど、
何もなかった。
(突然卓球クラブの会員の人たちの過去とかを出してきて感動を誘ってたけど、
いきなり過ぎて引いたわw)

ということで、
社会現象のガッキーに甘えただけの、
配給会社やテレビ局が簡単に金儲けをする作品であったので、
久し振りにこんなコテンパンに書いてしまった…。

古沢良太はリーガルハイしか面白くないと思うのは俺だけですか…?
(探偵3も面白かったけど)