フジツカ座

ミックス。のフジツカ座のレビュー・感想・評価

ミックス。(2017年製作の映画)
3.2

「ミックス。」観ました。


んーーーーーーーーーー。

もちろん映画です。エンタメです。コメディです。

けど。。

ちょーっと卓球バカにし過ぎてません?笑


ってのが率直な感想です。

や、わかんない。男女混合ペアとか、男女混合リレーとか?そういうコンビ組む競技なんかって、吊り橋効果みたいな感覚に陥りやすいものなんかもしれない。

卓球を通して恋愛したいのか、恋愛を通じて卓球したいのかみたいなとこがあまりにも陳腐に描かれすぎてて、いやはやなんとも観るに耐えなかった。


なんて。

そんな冗談が通じないほど、なーに間に受けちゃってんのハハハって言わせちゃうほど、映画を観てこなかったわけではないつもりです。

つまりぼくの個人的な感想の中でこの映画は、ひとつの冗談である。と位置づけました。もちろん正々堂々、真っ向からポジティブな意味合いでです。

キャスティングがとにかく凄かったですね。なんでだろ。予算が潤沢にあったのかな(๑´ㅂ`๑)広末涼子や蒼井優が咬ませ犬的なポジションで、それによってもガッキーの魅力は存分に引き出されていたし、瑛太の男気溢れる空気感と出で立ちはちょっとまほろとかぶるとこがあったけど、それでもずっと眺めてられるなあって思うくらい魅力的でした。リアル卓球選手がちょろっと出てたり、斎藤さんも小憎たらしい部活の先輩みたいな感じの役で、ちょこちょこセリフもあって、ぼくはいいなと思いました。

かつ瑛太が戻ってきたあのシーン。たまらんかったです。わー!って声出ちゃった。

(๑´ㅂ`๑)



さいごにもったいないなあと思ったシーンのこと書きます。

「一生懸命生きてるやつバカにすんなよ。」みたいなセリフがあるのだけど、これがあんまりピンと来なくてですね。や、セリフだけ切り取るともちろんシビれるんです。シビれるんだけど、、言われたその側も十分に十二分に一生懸命頑張ってきたから卓球強くなったわけで、ほかの人が休んでるときも一生懸命頑張ってきたから実力があるのに、才能だけでほげほげ生きてきたわけじゃない描写もあったのに、や、でももちろんだからつってバカにしていいって事にはならないのはそうなんだけど、セリフで善悪の構図を語らせようとするあの感じが安直というか、結局そゆので作品の品位を逆に下げてる気がして、もったいないなあって思ったりしました。


全体的にディスの効いたレビューになってしまったけど、CGとはいえ卓球の躍動感ってカッコいいなと思いましたし、ガッキーも瑛太も好きですし、ガッキー愛でる映画でしたし、麻婆豆腐食べたくなりましたしね(๑´ㅂ`๑)着地点やその跳ね方はどうあれ、観てよかったなと思いました。まる。
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