すがり

ミックス。のすがりのレビュー・感想・評価

ミックス。(2017年製作の映画)
1.9
卓球は無かった。

疑いつつも、もしやと思い観てみたが、やはり卓球は無かった。

いや、あった。

ただ、試合の内容が無かった。
選手の戦型やらの紹介も入るのに少しの役にも立っていなかったのが実に寂しい。


卓球と言ったらピンポンを代表にそれなりに多くの作品、そして多くの良作がある。
が、これは「卓球」の映画ではなかったのでそちらを期待して観たせいでがっかり感が強い。

卓球が一応物語の中心的小道具として設置されてはいるものの人間ドラマの方がメインのためスポーツ的に熱くはなれない。

加えて残念なのは登場人物の内、あい対する側の人間がクズだらけ。
驚いたことにそれを言及する台詞すらあるので、狙っているはず。
一体何に心動かされろというのか。

スポ根的感動も試合内容が無いのでは効果は得られない。

でも練習の過程は面白かったし、ガッキーはやっぱり可愛い。
中華のくだりも楽しかったのでスポ根を求めず上手に入り込めればもう少し面白かったのだろうと思う。
すがり

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