へたれ

メアリーの総てのへたれのレビュー・感想・評価

メアリーの総て(2017年製作の映画)
2.1
クズな男どものクズっぷり
特にダグラス・ブースが演じたメアリーの旦那のパーシーは、役柄としてクズなんだけど、モテるからしょうがないよねと思わせる説得力があって良かった

ダメだったとこ1 何も示さないストーリー
メアリー・シェリーがのちにフランケンシュタインの作者として知られることは周知の上で、劇中で彼女に降りかかる問題は理由もなくウヤムヤにされてしまう。

ダメだったとこ2 薄っぺらいキャラクター
継母を演じたジョアンヌ・フロガットとか、ダウントンアビーをみる限りもっとできる女優だと思うけど、童話に出てくる並みの嫌な継母になっていて、キャスティングがもったいない。

ダメだったとこ3 エル・ファニングの窮屈さ
今までどちらかというと心情が読めない役が多かったけど、降りかかる社会的な抑圧にこの主人公がどう振る舞ったのかということが、表情から全然見えない。
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