ariii

メアリーの総てのariiiのレビュー・感想・評価

メアリーの総て(2017年製作の映画)
3.5
エル・ファニングがめっちゃかわいかった。
衣装や世界観もかわいくて、物語も引き込まれたので割と好き。
想像していた感じとは違って、男尊女卑の背景が色濃く描かれていてつらかった。
あと出てくる男が9割ダメ男。なんであんな男性に惹かれるのと思いながらも、きっと好きになってしまったら盲目とはこのことなのかなと、わかるようなわからないような。

"私は絶望の中で戦って、自分の声を見つけた。
自分の選択で自分を創った。
後悔はしていない。"

メアリーは10代の女の子が経験するような経験値ではないし、10代で人生のどん底を味わうなんてつらすぎると思ったけれど、そういう、人とは違った経験が感性を磨いていたのだと思ったし、人生何が正しいかなんて一概には言えないなと感じた。
好きこそ物の上手なれということわざがあるけれど、好きなことは続けていけばいつか何か実になるのかもしれない。
メアリーは書くことが好きで、どんな時でも書き続けていた。
人生は一度きり。人生は自分で作り上げていくもの。
よく聞く言葉だし、本当にそうだと思う。
だけれど、何も考えず何もしなければ時間はただ過ぎていく。誰も何も自分さえも待ってはくれない。
想いを書き留めてみることからでもいい。
すぐに何か始めてみないとな、と。
この映画を観て、フランケンシュタインの物語を読んでみたくなった。
このお話を知った上で読んだら印象が変わってくるに違いない。
まずはフランケンシュタインの本を読むことを実行してみようと思います。
ariii

ariii