みおこし

メアリーの総てのみおこしのレビュー・感想・評価

メアリーの総て(2017年製作の映画)
3.6
ベン・ハーディくん目当てで鑑賞。日本公開が遅かったから勘違いしてましたが、『ボヘミアン・ラプソディ』よりも前の作品なのですね。登場シーン、少なかった...!(涙)

誰もが知る名作『フランケンシュタイン』を書いた女流作家メアリーの生涯に迫った作品。エル・ファニングちゃんが、クレバーで凛とした女性であるメアリーを好演。両親共に文才に優れた家に生まれ、もともと読書が大好きなちょっと変わった女の子だったメアリーですが、詩人のパーシー・シェリーと出会ったことで、彼女の人生の歯車が大きく狂い始めます。
このパーシーを演じるのは、モトリー・クルーの伝記映画『ザ・ダート』でニッキー・シックス役を演じたダグラス・ブース。あの時、救いようがないくらいだらしなく、ダメダメな役だったから、かっこよく今回は英国紳士として登場したとき違和感を覚えたのですが、その違和感は大当たり(笑)。シェリーはなんとニッキー以上にクズなだめんず!!見事なまでの冒頭息子ぶりで、つくづくメアリーが気の毒に思えてしまいました...。
駆け落ち物って大抵あまりうまく行かないですよね。才能ある二人だからこそ、なんだかもったいないなぁと。でも、シェリーとの出会いがなければ『フランケンシュタイン』も生まれなかったのだと思うとやはりこれも運命なのでしょうか。

かたやベンくんが演じたのは、若き医者のジョン・ポリドリ。品行方正で端正なお顔立ちで、己をあまり出さない感じにキュンキュンしまくりだったのですが...。ちょっぴり切ないあの眼差しが印象的で、もっともっと出番が見たかったです!エルちゃんともお似合いだったのに...。
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