メアリーの総ての作品情報・感想・評価

「メアリーの総て」に投稿された感想・評価

miumiu

miumiuの感想・評価

3.9
18歳で怪奇小説『フランケンシュタイン』を執筆したメアリー。まだ若い彼女が、いかにして怪物を生み出したのか。

才気溢れる詩人パーシー・シェリーと駆け落ち同然で家を出たメアリー。
貧しい生活、子供の死、義理の妹と詩人バイロンの恋。バイロンの別荘で持ち上がった、怪奇小説をみんなで一つずつ書こう、という戯れ。
そして作家で書店主でもある父との関係。

事前に聞いていたけれど、登場する男性がことごとくクズだらけ。
男性陣の多くが詩人、作家だから前衛的な思想の持ち主なんだろうけど…まともじゃない。
(唯一の良心は、ベン・ハーディ演じる医師のポリドリ。)


最初は「可哀想だけど自業自得…」と思いつつ。
不幸な運命をただ嘆くのではなく、自分の選択の結果であること、過ちも受け入れながら現実に立ち向かうメアリー。毅然とした強さが眩しくて、後半は泣けた。
エル・ファニングだから儚い雰囲気かと思いきや、とてもとても強い。

若い女性であるからというだけで出版が認められず、やっと出版した本は匿名かつ条件つき。
それでも本を通じて父との関係性が変わる場面、パートナーであるパーシーの変化に涙、涙だった。

最後にテロップで流れる後日談もちょっと驚いた。実話だけに、現実って甘くない。
『フランケンシュタイン』読んでから観るつもりが時間をうまく取れず。読んだうえで観ると、もっと響きそう。

監督はサウジアラビア初の女性映画監督なのだそう。クラシックな時代、題材ながら、美しさと強さが感じられる「今の時代」の作品だった。
雰囲気とエル・ファニングが綺麗なだけのアイドル映画って感想です。期待してた分、だからなに?って最後に思わされてしまったのは残念。
ametmovi

ametmoviの感想・評価

3.8
以前観た分の記録
生き急ぎすぎ
医者推しからの絶望
生茶

生茶の感想・評価

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記録
2019年29本目


近くのミニシアターで公開してくれました。
普通に良い映画。
エル・ファニングが綺麗過ぎる。
画面も綺麗で衣装も素敵。
エル・ファニングは若いのに子供を失う母親を見事に演じてくれた。
凄い。
ダメンズキャラばかりの中で実に神々しいわ。
誰もが知るであろうフランケンシュタインの作者が女性である事、フランケンシュタインが怪物の名前ではない事をこの映画を観て知る人もいるかな?
作中のメアリーはあの時確かに心の中に怪物がいたんでしょう。
幸せを感じると心から消えてしまう怪物を。
せえら

せえらの感想・評価

3.3
面白かった!旦那様がだるだるした人で
いらいらするけど結末は私好みだったので良し。
私もこんな風にずっと愛してくれる人がほしいです
papanda

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3.5
シェリー夫人の名前もスイスの夜の出来事も知っていたし、あの小説も読んだことがあるけど、メアリーのことはほとんど知らなかった。亡くなった子どもが生き返ってほしいという母の願い、「親」に拒絶された「子」の絶望、それがあの小説の本当の姿なのだとよく分かった。今の全くかけ離れたイメージは、全てあのユニバーサル映画から来ている。映画の影響力、恐るべし。イギリス文学史に欠かせないバイロンもシェリーも、全く「火宅の人」だったんだなぁ。
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