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ティーンスピリットのmitoのレビュー・感想・評価

ティーンスピリット(2018年製作の映画)
3.0
2020年4本目。
エル・ファニング主演。

うーん、何か全ての要素が中途半端。
ティーンのサクセスストーリーにしては映画のテンションがダウナーだし。
ポーランド系だったり、厳格なキリスト教の家計っぽかったりと、ブリティッシュな田舎の閉塞感を描きたい欲求も見え隠れするけど、そこまで深く掘りさげない。
掘り下げないといえば、主人公ヴァイオレットの理解者となる、元オペラ歌手の老人ヴラッドの過去もあまり言及せず。

序盤、同じくティーン・スピリット出所希望者である友人とバチバチになるシーンもほんの少しあったけど、それ以降ライバルとの争いも全く無し。

本当、関心事はエル・ファニングの歌声だけ。
彼女の声質ってかすれ声っぽいから役者向きじゃあないなぁ、とずっと思ってたけど、歌う時はあのかすれた感じが有利に働いてる。
姉貴もランナウェイズで歌ってたし、二人共歌唱力結構高いよな。
ただ、思ったより歌声に感情が乗ってなかったのが残念。もうちょいレッスンが必要かも。
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