Joey

ティーンスピリットのJoeyのレビュー・感想・評価

ティーンスピリット(2018年製作の映画)
3.5
ワイト島と言えば、ロックフェスティバル。憧れの地。いつかは行ってみたい。第3回となった1970年には、ジミ・ヘンドリックス、 ザ・フー、 エマーソン、 レイク&パーマー、 マイルス・デイヴィス、そしてジョニ・ミッチェルなどか出演したのだから、そりゃあ、大騒ぎだっただろうな。当時、脂が乗っていた連中だ。その熱量は、今でも現地に染み込んでいるに違いない。確かめてみたい・・・とか何とか言って、フジロックにも行った事がないので、実現はしそうにないんだけれど。

そんなワイト島で生まれ育ったのだから、彼女にはブリットポップが染み付いている・・・と思ったらEDMだった。そりゃあそうだよね。この年代でブリットポップな訳はない。実は私もブリットポップにはハマらなかった。その前のマッドチェスターが苦手で、素直にブリットポップに移行できなかった。だって、ストーン・ローゼズのイアンのボーカルには耐えられないでしょ? (すみません)
あの頃は、米国に目が向いていた。レッチリやジョンスペやビースティーボーイズなど。オアシスには出遅れてしまった。だから、EDMも、ちょっと遅れ気味。

エル・ファニングはストイックな役が似合う。信頼できる人は、あんなオッサンだし。俄然、ヤル気が出てくる。どんなヤル気かは自分でも分からないけど、なんか走っちゃうのだ。
ビリー・アイリッシュもこんな感じの娘のような気がする。自分達の世代を背負っているという自覚に満ちている。背負っているものが違う。そんな時代のアイコンに出会えた。
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