このレビューはネタバレを含みます
エルファニングが歌上手い。あんだけ雰囲気あって、なんか色っぽくて、いい女優なのに歌もうまいんかい。そりゃー大好きだわ。という映画。
ラストのDon't kill my vibeという曲を歌ってるときのエルファニングが1番よかった。
この映画を見てエルファニングが元々好きな人もっと好きになるけど、知らない人が見ても彼女のことを好きにはならなそうな映画だなと思った。
もう少し他の登場人物の背景とか心情とが描かれていればストーリーとして深みがでたのかな…なんか全体的にスッと終わっちゃった感が否めなかった。もっとキーマンだったヴラドとの絡みとかがあればよかったのかなぁ…
ただ馬と草原にいるシーンとか、いらなそうでいてあーゆーなんか日々を描くシーンが、変化のない日常とかを描いていて、意外と必要だったのかもとか思うと結構ストーリー詰め込むのが大変そう。
別に素晴らしく話が面白かったわけじゃないけど、酷評はされる必要はない気がした。
同じように今の場所にいることに葛藤を抱いているようなティーンの子たちには十二分にこのストーリーでも共感ができると思うし、ヴラドという師匠との出会いで人生が大きく変わった彼女の姿は、人との出会いで変化を得た色んな人にも刺さると思うし、そこに加えてエルファニングの歌声だから、これが好きな映画になる若い子もいるのでは？と思った。
全体的に画はおしゃれで長いミュージックビデオみたいな映画だった。いい意味で！
