このレビューはネタバレを含みます
誰だって普通じゃないけど、ほとんどの人はそれを社会で曝け出さないように自分を抑えている。
それはそれで気付かないうちに精神的に参ってたりするのかもですが。自分の心に素直すぎて考える前に行動してしまうっていうのは誰だって有り得ることだと思う。
助けられなかった側の視点から観てたので後半からの号泣加減がおかしかった。一緒に行った場所を一人で行くシーンでの光の入り方とかが良かった。泣けた。
喪失感に襲われる時はその人のひどかったところよりも何故かその人の笑顔や明るい声、楽しい思い出が浮かぶ。ひどく当たられたり、傷付けられてるのにねぇ。
助けたくても寄り添いたくても、それにはタダならない労力と時間と覚悟が必要で。助けたくても断られたり、目を離した隙にどうなるかわからない。ほんと、この作品の通りだと思う。
作品と同じような経験をしたことがある人には、少しでも慰めになる気もするし、忘れてたものを抉られる気もする。
邦題のあるあるさに萎えてしまう...
