ひとりよりふたり、大勢より孤独
2019年4本目: 原題 『I Think We’re Alone Now』
人類が全て死んで誰もいなくなった町にひとりの男
孤独を好む男はこの世界を気に入っていた
しかし、風変わりな女に出会い孤独が奪われる
人はみんなどこかに孤独を感じてる
いや求めてるのかもしれない
周りに人がいなければ自分の外見を気にすることもなく、なにをするにも自由
でも人はひとりでは生きていけない
孤独を好んでもどこかで人を求める
こんな言葉を思い出した
"人は独りではいかれる 一緒にいられれば誰でも構わないんだ そうさ 寂しすぎると人は病気になるものさ" - 『二十日鼠と人間』
みんなそれぞれ個性がありそれぞれの生き方がある
でも周りをみればどうだろう
同じ服装に同じ髪型、自分でない誰かを求めてる
本当の自分は孤独の中にあるのかもしれない
それではまるで水槽に閉じ込められた金魚と同じ
ピーター・ディンクレイジの存在感も良いがエル・ファニングがもの凄い良かった
なんて言うか生きた演技してた
個人的に『メアリーの総て』より好き
あと映画全体を包む独特な雰囲気
世界終末映画っていくつもあるけどこれは型にはまらなくて個性がでてる
ただ予告の完成度が高すぎた