終末の世界になって孤独ではなくなった二人。
うん、好き。
世界にたった一人になっても、淡々と死体を埋葬し住む場所を清め、腹を満たすために魚を釣り料理し、図書館に住んで返却されていない本を集めて周るルーティーン。
カーテン越しの日の色や、明かりのない青い夕暮れのパノラマが綺麗。一貫して物静かで好ましい。
孤独に生きるな人と共に生きろではなく。
孤独でも生きていける強さを持った人だけが、本当の意味で人と寄り添って生きて行ける。と言われたような。
繋がれて生きていた人が、寂しさからまた同じように犬を鎖で繋いだように。
でも誰かと一緒だと笑うこともできるし、辛い過去に向かい合う勇気もわいてくる、そして何より楽しいでしょうと。
たった二人きりの物語だったのに、飽きなかったのが驚き。
まあでも、エル・ファニングが隣で笑ってるなら終末世界でも全然良くない?