激シブ。
謎の流行り病。人里離れた森の家に住む家族。そこに水を求めて現れた男とその家族。つまるところ、ゾンビ映画で擦りに擦られた自分達のテリトリーに新たに他人を迎え入れるかどうかの状況。
何の説明もされないためダメな人はとことんダメなやつと思う。最近だとクワイエット・プレイスを観て、そんで結局何だったの？なんて思った人には向いてない。そのクワイエット・プレイスしかり、文明規模の危機的状況になった場合に一般家族が知り得る情報なんて微々たるものだと思うので、個人的にはリアリティーがあって嫌いじゃない。
そして、思春期真っ盛りの少年にとってのあの閉鎖的空間と新たな他人の女性。悶々として当たり前だし、コミュニティ内で愛する異性を持てない疎外感は相当なものと思う。盗み聞きという変態的行動にでるのも、夜中にエッチなテレビやるからこっそり起きて見ようという意識と何ら変わりないんじゃないか。だからこそ、一人慰めのシーンをちょっとでも入れといて欲しかったかな。そうすればトラヴィスにもっと共感していけたはず。
あと、女の人のおっぱい見るのってやっぱりバレるんだなと思いました。
終わりの余韻がズシリとしていて好きです。
