トム

インビジブル・ゲスト 悪魔の証明のトムのレビュー・感想・評価

4.1
最近のサスペンス映画を見るごとにサスペンス慣れしていた私はよく中盤でオチに気づいてしまっていた。

しかし、オリオロ・パウロ監督の「ロスト・ボディ」で久々にオチが読めなかった。また監督に上手く騙されたいと思いこの作品を鑑賞することにした。

ストーリーは、若き実業家のドリアと不倫相手のローラは不倫旅行中、トラブルにより死亡事故を起こしてしまう。キャリアや不倫旅行発覚の恐れがあり、この事を通報せず隠蔽してしまう。そんな話である。

そんな作品で最初から最後まで、ズーンとした重い作品だった。

感想としては、正直中盤で最大のどんでん返しであるオチを分かってしまった。それでもオチは充分に楽しめた。ただ、分からない人は分からないと思う。どちらかというとオチは他のサスペンスに比べ、かなり高難易度であると思う。
私がオチを分かったのはオリオロ・パウロ監督のロスト・ボディの色を知っていたからだと思う。

この監督が新たにサスペンス作品をつくったらまた見たいと思わせてくれる期待を裏切らない作品だった。
トム

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