不倫相手の殺害容疑で起訴された実業家の主人公が、凄腕弁護士に真実を追求され、密室で起きた殺人事件の謎について解き明かされていく話。
「ロスト・ボディ」のオリオル・パウロが脚本・監督の作品。
殺人事件の容疑者に仕立て上げられた主人公が、事件について語っていくうちに次々と新しい事実が発覚していくが…という展開で、真実を明らかにしたい女弁護士と、我が身を守ろうとする主人公との会話から徐々に殺人事件の真相が明らかになっていくんだけど、お互いを試すような緊張感ある会話の駆け引きに、何が本当で何が嘘なのか、観ているこっちが混乱するくらい分からない。
でもその振り回される感じが気持ち良くて、激しく感情が揺さぶられる。
私が求めているのはまさにこの感覚。
二転三転する展開にハラハラドキドキしながらえ?え?え?ってなってるうちに怒涛のラストの大ドンデン返し。
この監督やっぱり凄い!
ただ執拗なミスリードがいかにもな感じで、途中でオチがわかっちゃったけど、それでもよく出来た作品なので観て損はないと思います^ ^