うみんちゅ

火花のうみんちゅのレビュー・感想・評価

火花(2017年製作の映画)
4.5
Mー1グランプリ2020決勝のメンバーが2日に決まった。んでMー1準決勝を観た。ネタの内容は一切言われへんけど、6組はそうやろなっていうコンビ、1組だけ意外やった。初の決勝進出ユニットコンビのおいでやすこがは、100%いくと思ったし、なんなら1.2番くらいでウケてたかな。準決勝は確かにおもろかったんやけど、この見方をしたら決勝で同じネタ観た時に本気で笑えるのかって思ったから今後は準決勝観るか迷うなぁ。東京ホテイソンのあの霜降りと比べられた時からの這い上がりはめちゃくちゃすごいと思うなぁ。決勝に残られへんかった金属バットとかキュウとかカベポスターとかもだいぶ好きな漫才やった。ロングコートダディとかニッポンの社長もキングオブコントがすごかったのにこんな漫才仕上げてくるってほんま凄すぎた。祇園も昔からのスタイルを変えてのあの漫才めちゃくちゃおもろかったんやけどなぁ。コロナなってもうたから今年は残念やなぁ。学天即は高校生の時くらいから見てるけど、今年がラストやから決勝で見たかったです。敗者復活戦も楽しみすぎます。そんなMー1グランプリ2020決勝は、本日12月20日18時34分からです。ちなみに敗者復活は、14時55分からです。

劇場のレビューでも書いたけど、又吉先生とは育った場所が同じで、隣の中学でした。だからってのもあってすごい好き。んで最近、又吉先生のYouTube「渦」を全部観た。あの人の考え方はほんまにおもろくて、共感できるとこもあるけど、もっと奥深いところにわけわからん部分がある。「山に海を見せたいんや」っていう言葉だけ聞いたら意味わからんけど、説明してくれたら納得できなくはないくらいのニュアンスの感じがいい。文章を解説する動画も、普通ではない捉え方をしてるんやけど、解説を聞いたらそうなんじゃないかと思わされる。そーゆーとこもあるから、めちゃくちゃ好き。火花は、芥川賞で爆発してた時に本読んだし、もちろん映画も観た。大学生の時、クリスマスに女の子と観て、正直デートなんてできる状態じゃないくらいな気持ちになってしまったのを覚えてる。あの時は申し訳なかったなぁ。俺は動物系とか恋愛系とかの感動作品とか、鬼滅の刃でも泣くことはない。グッとくることはくるんやけど、涙流すほどまでいかへん。でも唯一、芸人さんの話とかストーリーは、泣いてまうんよなぁ。ドラマ版も初めて観たけど、徳永はドラマの方が合ってる。ああいう感じの方が徳永ぽいというか、又吉先生ぽいかなって。あとやっぱり長尺やから、全員の気持ちとかが細かく再現されてる。スパークス解散ライブ以外でも色々やばいとこある。路上ミュージシャンのとことか、解散を伝えるとことか、観ててめちゃくちゃ泣いた。又吉先生が書いた火花の映像って感じでドラマは好き。

映画は映画で、雰囲気がいいんよなぁ。作品としての雰囲気が。やっぱり菅田は大阪弁なんよ。この時の2丁拳銃の修士さんもええんよなぁ。ちっちゃい子に対しては楽しい地獄ってのが絶妙でいいよな。桐谷健太も生粋の大阪人やもんなぁ。やっぱおもろいなぁ、徳永と神谷さんのやり取りは。でも、神谷さんと徳永がコンビっていう感じではないんよなやっぱ。3時のヒロインおったんやここに。結構アドリブ多いよなこれ。完全に変な人なってもうてるねん笑。結局太鼓のお兄さんってどういうことやねん笑。真樹さんの存在はめちゃくちゃ大事よな。いとこい師匠の鍋の漫才はほんまおもろいんよ。徳永が神谷さんの横におりたいっていうのがめちゃくちゃかわいいよな。東京の電車って、関西人しか喋らんねやろな。真樹さんが世話してくれてたってのがなぁ。二人の方が殺しやすいしですしねっていう返し、めっちゃ好き。エレパレメンバーではないラフレクランの西村さんや。いまはもう情報がまわってくるしYouTubeとかで見れる機会多なってるけど、昔は芸人ウケがいい芸人さんってほんまにメディア露出は少なかったんやろな。大林役の俳優さんもたしか元芸人さんよな。徳永は、神谷さんが同じように髪染めたことに対してすごい嫌やったんやろな。自分を貫き通す人間やと思ってた神谷さんが模倣したっていう事実を受け入れられへんかったんよな。とーとースパークス解散かぁ。おめでとうの前に、コンビについて話すとこが、リアルよな。喧嘩解散とかじゃなく、家族を食わしていくための解散やから徳永は反対できひんねん。この最後の漫才は、まじでキテまうからなぁ。もうやばいなぁ。相変わらずやばかった。神谷さんを知ってたらこのFカップのボケはおもろいかもしれへんけど、初見では受け入れられへんやろな。とんでもない漫才やのぉ。徳永と神谷さんの浅草キッドも最高すぎるんよなぁ。カラオケのとき、浅草キッド絶対歌うもん。

「夢は捨てたと言わないで」
また次の作品レビューで、ほなっ。
うみんちゅ

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