話題作ながら、原作未読。ドラマも未見。
売れない漫才コンビたちの話。
スポーツや役者、ミュージシャンでも同じだと思うけれど、売れるのはほんのひと握りだから、ほとんどが売れない方に入るので、その意味では普遍的な青春映画でもあるのかな。
才能や努力と「売れる」は必ずしもリンクしないのがまた残酷な世界でもある。
さすがに原作も監督もお笑いで生きてきた人なんで、経験値は生かされてるのかなと思わせる。特に、互いに競い合うライバルたちとは、当然嫉妬や妬みはあるとしても、一種の運命共同体みたいな仲間意識が芽生えてくるとこなんか良かった。
笑いよりも、切なさやほろ苦さが勝ります。
ただ、もう一つ深みがないというか、彼らの迷いや苦しみやそれでもな楽しみなど、もう少し突っ込んでほしかったな。