北の桜守の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「北の桜守」に投稿された感想・評価

吉永小百合に思い入れがない人が、この作品を観てどう思ったかとしてレビューします。まずは推定38歳役で阿部寛との夫婦役には絶対に無理があります。お顔にCGかけて居てもそうじゃなくても、やはりもう吉永さんは老人です。それはもう払拭できない。どうしてその年齢の役を他の人にやらせなかったのか。作品中何度も見たあの「きょとん」顔はなんなのだろう?これは吉永小百合とサユリストのためだけの映画?!素晴らしい脚本、演出、素晴らしい演者を贅沢に使い、なんでこんなに酷いことに?!彼女がどれだけカリスマだったのか私には解りませんが、映画ファンとして非常に残念に感じた作品でした。等身大の吉永小百合でよかったじゃないですか…。ラストだけでした。安心して観ていられたのは。
藤井凛

藤井凛の感想・評価

3.2
史実に基づいたフィクション。
1945年 樺太に桜が咲いた。
ソ連軍の侵攻に備えて北海道の網走に避難する、てつ(吉永小百合)と子供達。
戦争末期、集団自決、爆撃で死亡、行き倒れに強盗と避難は過酷を極めた。
やっとのことで内地に引き揚げてくる。

1971年、大人になった修二郎(堺雅人)は札幌でビジネスで成功。
15年ぶりに網走の母に会いにいく。
夫(阿部寛)を待ちながら慎ましく生きるてつ。引き揚げ者の仮住居にはもう暮らせない。
てつを引き取り札幌で暮らそうとするが、アメリカ育ちの真理(篠原涼子)は文句を言う。
たくさん服を買いてつを飾り立てるがあまり嬉しくはなさそう。少し記憶が曖昧なようだ。
てつの過去を巡るために、修二郎と旅に出る。
過去と現代を行き来する親子の壮絶な思い出。
生活の為に闇米の売買に手を染めていたてつ。警察に追い回される。
父親がシベリアの収容所で亡くなったことも信じたくない。
どこまで分かってるのか、昔と今の区別が付かなくなっている。そして失踪する。。

ケラリーノ・サンドロヴィッチが演出した舞台パートを交えながら語られるが、繋がりが悪く普通に流した方が良かったのでは。

セイコーマートの話?
吉永小百合が30代と60代を違和感なく演じている。精神的に強靭な母親。
歳を重ねても過去を忘れられない溢れる母性。
大雪の中で重たい橇を引く、海へ投げ出されると身体を張っている。
堺雅人があまり個性が出せなくて、ただのストーリーテラーになってる感じで見応えがない。
アメリカ育ちの妻、篠原涼子とのやり取りは蛇足。
少し綺麗にまとめ過ぎた気もする。
戦中戦後に苦労した日本人の話としてよくあるが、この時期にこういう作品を作ったのは大事だと思う。
pilotis

pilotisの感想・評価

3.0
阿部寛カタルシス

演技がクサい(一人ソフトバンクだし)けど、とにかく鶴瓶さんの居酒屋最高過ぎた。鶴瓶さんはそのままだけど店主いるいるだし、対する吉永さんは色っぽいし。吉永さんの演じる主人公は母だけど女で恋する少女だった。
戦時中生き抜いた人はみんなこんな風に辛さと傷を持っているんだなぁ。
急に舞台になって??と戸惑ったけどだんだんと理解し、最後にはしっかりと効果発揮されていた。
特典映像の吉永さんの瞳や語り口が魅力的…そしておにぎりの美味しそうなこと!
sac0212

sac0212の感想・評価

3.5
不覚にも泣いた。
自分が日本人と痛感。
Shuu

Shuuの感想・評価

3.4
< 概要 >
名女優・吉永小百合が主演を務めた、北海道の大地を背景にした『北の零年』『北のカナリアたち』に次ぐ "北の三部作" の集大成となる人間ドラマ。『おくりびと』の滝田洋二郎監督がメガホンを取り、戦中から戦後の激動の時代を死に物狂いで生き抜いた親子の姿を描く。息子を、『真田丸』『半沢直樹』『リーガル・ハイ』シリーズで強く印象を残した日本を代表する名俳優の一人・堺雅人が熱演。戦争の悲惨さと、生きることの尊さを伝える物語に心を動かされる。

< あらすじ >
1945年、樺太で暮らす江蓮てつ (吉永小百合) は、8月にソ連軍が侵攻してきたために2人の息子と一緒に命からがら北海道の網走まで逃げる。凍てつく寒さと飢えの中、てつたち親子は必死に生き延びるのだった。1971年、アメリカで成功を収めた次男の修二郎 (堺雅人) は日本初のホットドッグ店の社長として帰国し、網走へと向かう。

< 感想 >
激動の時代を生き抜いたある親子の物語に震えましたね。個人的には、親子の絆よりは、この時代に悲惨なことがあったということと、戦争はやってはいけないということへのメッセージ性が強くあるように思いました。この作品で何を感じれるかが日本人としては大事なことですね。
Soh

Sohの感想・評価

4.3
壮絶な過去は想像できるのがその一方で吉永さんから受けるコミカルな印象が大きかった。謎の舞台演出であったり、登山始めたり。何かになりたい次男であったり満月の桜であったり伏線回収もばっちり。母親がボケると大変だなあ。
吉永小百合の愛と気高さが、
もう菩薩レベル(⁎⁍̴̆。⁍̴̆⁎)
舞台演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
監督:滝田洋二郎

『おくりびと』で世界的な賞賛を受けたこの監督も、もともとはピンク映画を撮っていたお方。そんな監督が手にした、北のシリーズ最終章。相変わらず揃いも揃ってなんて豪華なキャストだこと。主演クラスが何人いるんだよ。

ストーリー云々の前に、大胆な演出というか作風に唖然とさせられた。挑戦的でアグレッシブで、観てる側をなかなか挑発してくる。すっごく攻めてるけど、良い意味で裏切ってると思う。一般受けはしなさそうな、でも平坦ではないから気が抜けない。
舞台に、セットに、ロケも、CGも。戦争の暗い雰囲気から一転して、アメリカ文化のポップな色使いへ。長回しやったり、崖登りとかのアクションやったり、A-Studioの写真コマ送りみたいなこともやってたりして。鶴瓶さん本人も出演してるから、あれ確信犯でしょ。とにかくいろんな事やってて面白い。かと言って小手先レベルじゃないから一つ一つにちゃんと厚みと重みがある。映画にしか出来ないことをこれでもかと観せてもらえて満足。

エンドロールだけは2回見た。歌が良かったのもだけど、クレジットが本当に凄くて。こんな大掛かりな、でっかい仕事するのってどんな感じなんだろ。チキン野郎にとってはその文字見てるだけでビビってしまう。

日本アカデミー賞の作品賞にノミネートされたようで。個人的には『万引き家族』よりも良かった。でもたぶん獲らないんだろな〜。
吉永小百合さんのための映画。いくつになっても素晴らしい。演出と堺雅人さんについては賛否両論な感じ。
あっこ

あっこの感想・評価

2.0
2019.1.14
WOWOW
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