わ

きみの鳥はうたえるのわのレビュー・感想・評価

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
4.1
まず、この映画は凄い事件が起きるわけでも大層なストーリーがあるわけでもない。
見る人によったらただただつまんないと印象を与えるかもしれない。

言えば、函館を舞台にした3人の若者の日常の話。
でもなんか見れてしまうのは、どこにでもありそうな日常を描いているからなんだと思う。そんなどこにでもありそうな日常を違和感なく見させてくれるって本当に凄い事だし、何かを期待してみる映画と違って、肩の荷を下ろして、なにも考えずにただただ見ていられる。だからこそ見てて心地いいんだと思う。

舞台挨拶があって監督が言ってたけど、どこにでもありそうな日常を映画を通して見ると、どこにでもありそうな場所や、人物、景色がまた違った感覚で見れる、いっそ輝いて見える。
臭いセリフも、友達と楽しそうにしてるシーンも、家で宅飲み、ダーツ、バイト
そんなんも含め全てが魅力的に感じれる。映画という存在の素晴らしさを改めて教えてくれる。
そんな素晴らしい映画です。
わ