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きみの鳥はうたえるのazuのレビュー・感想・評価

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
4.1
原作未読です。
寝ても覚めてもの朝子といい、本作のヒロイン佐知子(石橋静河)も同性目線で見るとかなりめんどくさい女だなと思いました笑 でもなぜかものすごく共感できてしまって😂若い頃は、僕(柄本佑)みたいな何を考えてるのかよくわからない、言うことがテキトーで謎めいた人に惹かれることがあるんですよね…。
友達の静雄(染谷くん)は、優しくてとてもいい人なんだけど、たぶん心に見えない闇を抱えてるような。

とにかく佑さんと染谷くんの演技が上手すぎて。カメラワークが独特で、二人で会話をしていても片方だけをずっと映していて、相手の表情が見えないんです。でも二人ともナチュラルに感情を出しているので気持ちがすーっと伝わってきて…すごいと思いました。

その二人を相手にする石橋静河さんが良かったですね。美人ではないけど(誉めています)何とも言えない独特の雰囲気があって、こういう女子に男性は弱いよなぁ…と10回ぐらい思いました笑

派手な何かが起こるわけでもなく、若い3人の他愛もない日常生活って感じですが、リアルさとファンタジーさの加減がちょうど良くて、最後ここで終わるのね?と思ってしまいました。もう少しどうなるのか見たかったなぁ。
佐知子の最後のセリフが最高です😊
個人的には、朝コーヒーを淹れてくれる優しくて穏やかな染谷くんがいいな♡
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