いつ終わるか分からないからこそ美しく輝く時間というのがある。それは明確にいつ終わるかが決まってないからこそ、突然終わるかもしれないし、ずっと続くかもしれない。いや、きっと突然終わるし、ずっと続くことは絶対ないって心の底では分かってるんだけど、ずっと続くと思っている。
踊り倒したあとに仲間とクラブを出たら、まだ輝いてる街灯とまだ輝き出したばかりの太陽が、だだっ広い誰もいない道路を優しく包んでいる。綺麗だ。
いつ何杯飲んだのかも覚えてないが、おそらくあの何かのハードリキュールがそう思わせているだけなんだろう。しばらくしたら太陽は優しさを忘れて、僕にまた電車に乗らないといけないことを告げるのだろう。わかってる。
でも、お願いだ。もう少しだけ君と酔っていたいんだ。
そんな映画。