コノミ

きみの鳥はうたえるのコノミのレビュー・感想・評価

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
4.2
泣きそうだーと思ったけど、泣くきっかけがないので泣かなかった。けど、もし泣くきっかけがあったら多分あんまし好きじゃなかったと思う。ずっと「いまなんか言われたら泣くわ」の状態。数ヶ月とか数年間にわたって、うすーくそういう時期を経験したことのある人には響くような気する。涙はよく限界の比喩として使われるけど、涙で表現できる限界は一部にすぎないよなあ。ずっと飽和してたと思う。映画。

こういうとつまらない映画みたいだけど、ほんとにいろんな人がいて、みんなそれぞれいらっとりしたりしあわせ感じたりして生きてる。つまんない人にも、その人の尊敬してる、これまた、まあ、まともっぽいけどつまんない人がいてさ。自分もちょーつまんないことにこだわって、やたら強がったりして。めちゃくだらないし、そのくだらないことが素晴らしいんだよね、ってやつもめちゃめちゃ聞き飽きたし、ダサいし、雑だし。普通にリアルしかないね、って、言いたくなるけど、突き抜けるような錯覚も大好きだし、なんならそれが人生至上の喜び!と思ってる節ある。でも結局、超最終的にはリアルに吸い込まれちゃう。だからたぶん全体的にしあわせなんだけど🙄😭(繰り返し)
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