ヘビメタおやじ

きみの鳥はうたえるのヘビメタおやじのレビュー・感想・評価

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
4.0
1506本目。地方都市が舞台だと、リアルさが増す気がするのはなぜでしょう。函館の町の佇まいを見ているだけでうれしくなります。ストーリーはあるような、ないような作品ですが、楽しく見ました。若い日の、情熱的ではないのだけれど、無性に楽しい時間がよく描かれています。役者たちの演技も、日常的だからこそ胸にくる味わいがあります。2対1の関係の当然の結末、モラトリアムの終わりでのラストもいいでしょう。石橋さんの最後の表情、よかったです。