きみの鳥はうたえるのロッコのレビュー・感想・評価

全てがリアル。
誰もが1度は経験したことのある関係性。
その中での思い出って特別なのに儚い。
静雄の、この関係性が崩れる事への不安だったり、佐知子が好きっていう感情を後ろめなきゃいけない辛さみたいなものに共感できた。主人公は感じ取るよねそういう感情。
感情の変化とか行動って相手に気付かれないように平然とするほど、気付かれやすいんだよね。友達と朝まで呑んだり、出かけたり何気ない日常ほど楽しくって幸せだったりする。いつまでもこの瞬間が続けばいいのになって思う。ライブハウスのシーンはまさに青春。