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きみの鳥はうたえるのzonomanのレビュー・感想・評価

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
3.5
言葉にするのが難しい作品。
私自身、この作品を理解できているのだろうか?

冒頭での語り「この夏がいつまでも続くような気がした」は、まさにその通りだ。

こんな日が永遠に続きそうで、でもいつだって終わりはそこにある。そんな感覚からか何事にも正面に対せれない主人公・僕が印象的だった。

奇妙な3人の関係に於いても、本音を語らず相手の意見も否定しない、"まぁどうにでもなるよ"と述べていたが、一方で絶妙なバランスで保たれている今の関係性を壊したくない様にも感じ取れました。

でもそれって、気づいた時には遅いものなんだよね。。

ビリヤード、ダーツ、クラブ、深夜のコンビニ、大したことは起きないんだけど、なんだかとてもモラトリアムな感情が呼び起こされる作品でした。
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