“○○ー祭り” ②
拗らせ童貞ハッカーが、ブロスナン社長から嫌われたことに腹を立て、その家族を貶めようとする話。
やり方がクソほど陰湿でリアルに感じるのは、映画で描かれるフィクションに現代技術が追いついてきているからか。
なお、急に田宮二郎主演『犬』シリーズに出てくる、天知茂のような風貌の人(カーキのバケットハットに、カーキのよれよれコート)が現れたと思ったら、ミカエル・ニクヴィストでした笑
そんな凄腕ハッカーおじさんことニクヴィスト先生が、ブロスナンを犯人宅に潜入させるシーンが印象的。
熟練vs.天才の一進一退の攻防という感じで、かなりハラハラさせられる。
惜しむらくは、「お前、勝ってたのに…」と誰もが思う蛇足的な展開と、これまた急にディザスター・ムービーと化す終盤で、わけわからん気持ちにさせられて映画が終わること。