「ブラック・スワン」の鬼才ダーレン・アロノフスキー監督が、「世界にひとつのプレイブック」でアカデミー主演女優賞を受賞した若手実力派のジェニファー・ローレンスを主演に迎えて描くサイコミステリー。
第74回ベネチア国際映画祭で金獅子賞にノミネートされ、上映時物議を醸した問題作!
そして日本公開中止に! クローネンバーグ、デヴィッド・リンチを超える衝撃!
郊外の一軒家に暮らす一組の夫婦のもとに、ある夜、不審な訪問者が現れたことから、夫婦の穏やかな生活は一変。
翌日以降も次々と謎の訪問者が現れるが、夫は招かれざる客たちを拒む素振りも見せず、受け入れていく。
そんな夫の行動に妻は不安と恐怖を募らせていき、やがてエスカレートしていく訪問者たちの行動によって事件が相次ぐ。
そんな中でも妊娠し、やがて出産して母親になった妻だったが、そんな彼女を想像もしない出来事が待ち受ける。
ベネチア映画祭で絶賛されたが、日本公開直前になって公開中止されたことで話題になった衝撃作。
スランプに陥っている詩人の家に、偶然出会った医者や医者の妻や息子たちが次々に訪れ、居候して「何故子供を作らないのか？」など余計なお世話なことを言ってきたり図々しく他人のものを使ったり、挙げ句の果ては他人の家の中で医者夫婦と息子が遺産争いを始める展開は、ホームインベージョンものかと思わせておいて、クライマックスのカオスそのものの難解で壮絶な展開は難解です。
宗教的な用語が出てきたり、考察したサイトを見たりする中で、ある程度理解出来ると思います。
「レクイエム・フォー・ドリーム」などアバンギャルドな作品が好きな人には、ちょっと残念だと思いますけど、なかなか予想を裏切る展開が面白いです。
