〜レンタルで再鑑賞〜
マザーというタイトルを被った「作家の業(ごう)の話」だ、と私は解釈しています。
生み出そうとするときの湧き出るエネルギーと恍惚に浸り、何も生み出せないときは絶望に包まれて、創造したものが生まれた奇跡を人と分かち合いたいと望んでしまう深すぎる欲。
厄介なのは、これが一度のみならず飽きずに繰り返すこと。
あの生みの苦しみがあったことを忘れたのかい、君は?と自分に問いかけながらも、また同じ運命に身を投じてしまう。
なぜなのだろう。
そこに創造の源があるから、何度も何度も欠片になった愛だと思っている輝くものを握りしめてしまう。
創造の源が幾度灰になろうと愚かな自分に輝くものを与えてくれると信じているけど、どんなに貰っても足りないとまた渇望する。
なんで創作するのか。
自分が自分へ与えている愛をいつになったら私は素直に受け取ることが出来るようになるのかな、
そう心に残ってしまったので、自分のことをもっと丁寧に扱っていったほうがいいよな、と自分は詩人とかではないけれど、なんだか省みてしまった。
(愛というよりかはたぶんそれは輝くものなのでは?と書きながら思ってきた。輝くものは、輝くもの、だよ)
(と、いうわけでダーレン監督、これの対になりえる作品待ってますので………!!!)
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(↓以下初見の感想垂れ流し↓)
試写会に当たりまして、劇場で観ることが出来たの感激でした。フィルマさんありがとうございました😊。
映画を観終わってこんなに気持ちがいいのは久しぶりだ。
満たされた。
例えそれが、ダーレン を搾取していようとも。
私はこの上なく幸せだ。
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↓ツイッターに乱れ打ちしたものを取り急ぎ追記↓
「マザー!」はブラックユーモアかな?と笑いながら観てたら進むにつれ暴力というか冒涜を視覚化してるシーンが出てきたりするのでハードなんですが、それを越えてると満たされた気持ちが残ります。娯楽を愛する私は愚かなのでまたこの愛を欲しがることでしょう。
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観終わると多幸感と満たされた高揚感に包まれました。こんなに気持ちのいい映画は久しぶりでした。
激しいシーンのツラさも分かっているのにまた観たい。あの感動をもう一度味わいたいと錯覚しています。
(このビジュアルも好きだな)
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私にとってのサンクチュアリになる可能性もある作品。