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マザー!のharuのネタバレレビュー・内容・結末

マザー!(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

地球は大切に。

田舎に二人っきりで穏やかに暮らす、とある夫婦。夫は作家(スランプ中)、妻は家の修復作業に勤しみ、献身的に夫を支えている。ある日二人の家に、夫のファンの男が訪ねてくる。妻は当然困惑するが、なぜか夫はすんなり受け入れる。どーなってるのー!?

「ブラックスワン」のダーレン・アロノフスキーの新作です。主演に今大人気のジェニファー・ローレンスを迎え、共演者もちょー豪華!それなのに公開中止だなんて…しかし理由は見たら納得。いろいろアウトなやつでした。

宗教が絡んでいるということで、かなり難解なのではと不安でしたが、見てみたら意外とストレート。いくつかわからない点はあるものの(黄色い粉の正体とか)、とりあえずラストでゲンナリすること間違いなし。夫は顔に似合わず隣人愛が溢れすぎだし、信者は神を食い物にしている。キリスト教を都合良く解釈している人たちに向けたあからさまな皮肉としか思えませんでした。一方で神については結果的にはマザーを苦しめているんだけど、実は彼は何もしていない。神は人間の行いをひたすら受け入れる存在。人間による愚かな行為の犠牲者はマザーただ一人。異常に気づいた者でさえも「ダメだ、汚染されてる」と彼女を見捨てる。

そもそも自分の彼女をあんな目に合わせるなんて、この監督やっぱりイかれてる。